最近は動物園で動物の誕生があると、名前を一般から公募することが多くなった。
特に種によって珍しいとされる誕生の場合などは、盛大な命名式が催されて、めでた
く名付け親になった人には記念品が贈られたりする。僕も何度か応募してみたが、残
念ながら未だに名付け親になったことはない。
応募する名前は誰もが親しみやすく覚えられる愛称がベストなのだが、大抵は動物園
のほうからの指示で、人間の赤ちゃんと同じように両親の名前の中から一文字使って
とか、花やくだものの名前にして下さい、といった過去の例などを踏襲させている。
しかし動物たちの出入りが意外に多く、別の動物園に移動したり外国から新しくやっ
て来たりして、せっかくの名前の統一が実際はかなりばらばらになっている。
そのほうが楽しくて良いなんて僕は偉そうに云っているが、実のところ多摩動物公園
のキリンやライオンたちなどは大勢いて、誰が誰なのかさっぱりわからない。
 
 多摩動物公園で面白い名前を紹介すると、歴史上の人物にあやかった?ライオンの
ノブナガ、ヒデヨシ(現、浜松動物園在)イエヤス、名前の出所に興味をそそられるユキヒョウのヨシダ、漫画のキャラクターからチンパンジー母子のサザエとタラ。
(残念なことにタラちゃんは運悪く落下事故で半年の命だった)
 多摩では世界的にも珍しく沢山のアミメキリンが代々生まれているが、初誕生の子
どもはタカイチ、百頭目がヒャクタロウ、そして百五十頭目はユメと名付けられている。アフリカゾウいずれも勝手に人間が付けた名前だから動物たちは迷惑しているかも知れない。
しかし名前を呼ぶと眠っていた目をひらいて人なつっこく近
づいて来てくれたりすると本当に愛おしく嬉しいものだ。
彼らと常に良い人間関係?にあって写真を撮らねばならない
僕には、動物たちの愛称を覚えることもまた必須である。